特集 ゆるい肩(非外傷性肩関節不安定症)とどう向き合うか
2.診断と治療選択
スポーツにおけるゆるい肩に対する診断と治療
山崎 哲也
1
1横浜南共済病院スポーツ整形外科
キーワード:
肩多方向不安定症(multidirectional instability of the shoulder)
,
習慣性後方亜脱臼(habitual posterior subluxation)
,
スポーツ選手(athlete)
Keyword:
肩多方向不安定症(multidirectional instability of the shoulder)
,
習慣性後方亜脱臼(habitual posterior subluxation)
,
スポーツ選手(athlete)
pp.260-267
発行日 2024年3月19日
Published Date 2024/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001695
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症候性の「スポーツにおけるゆるい肩」の診療は,動揺性と症状との因果関係をしっかり考察することが重要で,基本的には肩甲上腕および肩甲胸郭関節の動的安定化を向上させることが治療の原則と考える。しかし,保存的治療に抵抗する場合も少なくなく,そのような場合,鏡視下pan-capsular plication法と腱板疎部縫合術とのコンビネーションでの対応も選択肢の1つと考える。
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