特集 肉ばなれの臨床
1.代表的な肉ばなれの診療
格闘技におけるハムストリング肉ばなれ
中嶋 耕平
1,2
1国立スポーツ科学センタースポーツメディカルセンター
2(公財)日本レスリング協会スポーツ医科学委員会
キーワード:
格闘技(martial arts sports)
,
肉ばなれ(muscle strain)
,
ハムストリング付着部損傷(proximal hamstring tendon injury)
,
半膜様筋(semimembranosus;SM)
,
半腱様筋(semitendinosus;ST)
,
大腿二頭筋長頭(biceps femoris long head;BFLH)
,
共同腱(conjoined tendon;CT)
Keyword:
格闘技(martial arts sports)
,
肉ばなれ(muscle strain)
,
ハムストリング付着部損傷(proximal hamstring tendon injury)
,
半膜様筋(semimembranosus;SM)
,
半腱様筋(semitendinosus;ST)
,
大腿二頭筋長頭(biceps femoris long head;BFLH)
,
共同腱(conjoined tendon;CT)
pp.263-272
発行日 2023年3月19日
Published Date 2023/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001312
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
対人で組み合う格闘技(レスリング,柔道)におけるハムストリングの肉ばなれの受傷状況について診療記録を基に調査を行った。これらの競技におけるハムストリングの肉ばなれの特徴は半膜様筋を中心とした近位部での発症が多く,特に付着部での裂離損傷では治療期間が遷延する場合もあり,部分損傷であっても手術療法を検討すべき症例もある。
Copyright © 2023, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.