特集 膝靱帯再建の何が今アツイのか
自家腱グラフトの課題と展望
伊藤 匡史
1,2
1東京女子医科大学整形外科学教室
2東京女子医科大学・早稲田大学 共同先端生命医科学専攻
キーワード:
自家移植(autograft)
,
同種異種(allograft)
,
人工靱帯(artificial ligament)
,
異種移植(xenograft)
Keyword:
自家移植(autograft)
,
同種異種(allograft)
,
人工靱帯(artificial ligament)
,
異種移植(xenograft)
pp.993-997
発行日 2022年9月19日
Published Date 2022/9/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001111
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前十字靱帯再建術では自家腱グラフトがgold standardだが,採取部位の障害,採取量の制限,採取の手間という課題がある。同種腱は,質の担保と入手性に課題があり,わが国ではほぼ使用されていない。成績不良だった人工靱帯は現在ほぼ使用されていない。革新的な“脱細胞化”により抗原性を除去した開発中の異種(動物由来)腱は各種グラフトの課題を克服したグラフトになる可能性がある。
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