特集 運動器エコーのエキスパートを目指そう
小児整形外科におけるエコーの有用性
星野 弘太郎
1
1西部島根医療福祉センター整形外科
キーワード:
小児整形外科(pediatric orthopaedics)
,
超音波診断法(ultrasonography)
,
発育性股関節形成不全(developmental dysplasia of the hip;DDH)
Keyword:
小児整形外科(pediatric orthopaedics)
,
超音波診断法(ultrasonography)
,
発育性股関節形成不全(developmental dysplasia of the hip;DDH)
pp.61-76
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000777
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・小児特に乳幼児・障害児は問診や身体診察が困難な場合がある。痛みや恐怖心を与えずに骨・軟骨・関節・軟部組織のチェックが可能な超音波検査を活用しよう。
・乳児股関節脱臼(developmental dysplasia of the hip;DDH)においてGraf法で正常と診断された児の歩行開始後の完全脱臼の報告はなく,偽陰性ゼロの検査法として信頼性が高い。積極的に地域の健診に参画することで,エキスパートを目指そう。
・乳児や幼児外傷例では,保護者に抱っこされた状態で,超音波プローブを当て,迅速なスクリーニングおよび精細な診断を目指そう。
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