特集 創外固定法Update
手指の骨折に対する創外固定法
畠中 孝則
1
,
中井 生男
2
,
西田 淳
1
,
市川 裕一
1
,
永井 太朗
1
,
東儀 季功
1
,
山本 謙吾
1
1東京医科大学整形外科学分野
2西大宮病院整形外科
キーワード:
創外固定(external fixation)
,
手指骨骨折(hand fracture)
,
低侵襲(minimally invasive)
Keyword:
創外固定(external fixation)
,
手指骨骨折(hand fracture)
,
低侵襲(minimally invasive)
pp.795-801
発行日 2021年8月19日
Published Date 2021/8/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000704
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骨折に対する手術治療の原則は正確な解剖学的整復位と十分な固定力を獲得し,早期可動域訓練を行うことである。しかし手指骨骨折において,特に開放骨折や関節近傍骨折,粉砕骨折などプレート固定や経皮的鋼線刺入固定術では十分な固定力の獲得が期待できない例も存在する。手指骨骨折における創外固定法は,これらの治療の短所を補い,可動域制限などの合併症を軽減する,比較的汎用性の高い治療法である。
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