特集 整形外科医にとって必須のリハビリテーション
活動評価の進歩
向野 雅彦
1
1藤田医科大学医学部リハビリテーション医学Ⅰ講座
キーワード:
歩行分析(gait analysis)
,
活動量評価(activity monitoring)
,
生活機能評価(functioning evaluation)
,
国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Health;ICF)
Keyword:
歩行分析(gait analysis)
,
活動量評価(activity monitoring)
,
生活機能評価(functioning evaluation)
,
国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Health;ICF)
pp.607-613
発行日 2021年6月19日
Published Date 2021/6/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000654
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活動評価は,医学的な治療,リハビリテーションといった介入の効果を検証するうえで重要である。活動評価には臨床スケールを用いた評価が一般的であったが,歩行分析,活動量評価などの分野において,近年の技術的な発展を背景に,計測機器を用いた客観的な評価を臨床に導入しようとする試みが行われている。日常生活機能の臨床評価においては,国際生活機能分類を用いた新たな包括的な臨床評価の枠組みの構築が議論されている。活動評価の客観性と精度を高めることで,リハビリテーションの効果を正しく評価し,その質の向上に寄与することが期待されている。
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