特集 骨盤骨折治療Update:基礎から応用まで
Ⅰ.骨盤輪損傷(高エネルギー損傷)
Spinal instrumentationを必要とする骨盤輪骨折の治療
大饗 和憲
1
1埼玉医科大学総合医療センター高度救命救急センター
キーワード:
脊椎インストゥルメンテーション(spinal instrumentation)
,
脊椎骨盤固定(spinopelvic fixation;SPF)
,
仙骨骨折(sacral fracture)
Keyword:
脊椎インストゥルメンテーション(spinal instrumentation)
,
脊椎骨盤固定(spinopelvic fixation;SPF)
,
仙骨骨折(sacral fracture)
pp.417-423
発行日 2021年4月19日
Published Date 2021/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000588
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脊椎固定用のspinal instrumentationを用いた骨盤輪骨折の治療は,適応を限定すれば有用な方法である。特に垂直不安定性の強い骨折では強力な整復・固定が可能であり,spinopelvic fixation(SPF)のよい適応である。ただし,侵襲が大きい手術であること,腰仙椎の可動性を犠牲にすることなどに留意しなければならない。
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