原著論文
日本人におけるCORAIL® stemの使用サイズの傾向
井上 宏介
1
,
福島 健介
1
,
小山 智久
1
,
大橋 慶久
1
,
内山 勝文
1
,
高平 尚伸
2
,
高相 晶士
1
1北里大学医学部整形外科学
2北里大学医療衛生学部
キーワード:
人工股関節全置換術(total hip arthroplasty;THA)
,
ステムサイズ(stem size)
,
大腿骨頚部長(femoral neck length)
,
脚長差(leg length discrepancy)
Keyword:
人工股関節全置換術(total hip arthroplasty;THA)
,
ステムサイズ(stem size)
,
大腿骨頚部長(femoral neck length)
,
脚長差(leg length discrepancy)
pp.1135-1141
発行日 2020年10月19日
Published Date 2020/10/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000405
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
CORAIL® stem(CORAIL)はわが国でも徐々に使用数が増加しているが,頚部長の長さをはじめとする日本人患者とインプラントデザインの不適合を指摘する声も多い。そこで,当院における使用サイズおよび術後脚長差を後方視的に調査した。結果,使用サイズは小さいものに集中し,脚長差の是正のために通常のネックが回避される傾向が認められた。日本人においてCORAILを使用するうえでは,インプラントバリエーションの十分な理解を要することが示唆された。
Copyright © 2020, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.