特集 高血圧治療ガイドライン(JSH)2019 改訂でどう変わったか
治す 小児の高血圧
菊池 透
1
1埼玉医科大学 小児科
キーワード:
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
血圧
,
血圧測定
,
高血圧
,
基準値
,
Angiotensin II Type 1 Receptor Blockers
,
胎児栄養障害
,
青少年の肥満
,
生活指導
Keyword:
Blood Pressure
,
Blood Pressure Determination
,
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
Hypertension
,
Reference Values
,
Angiotensin II Type 1 Receptor Blockers
,
Fetal Nutrition Disorders
,
Pediatric Obesity
pp.1088-1092
発行日 2019年11月9日
Published Date 2019/11/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2020026517
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<Point>1 血圧測定は適切なカフを用い,3回以上連続測定し,安定した2つの測定値の平均を採用する。3回以上の異なる機会の血圧測定で基準値以上の血圧が測定された場合,小児の高血圧と診断する。2 本態性高血圧の危険因子は肥満,食塩摂取,低出生体重,家族歴であり,高率に成人の本態性高血圧に移行するので,基準値を大きく超えた著明な高血圧は,二次性高血圧,特に腎疾患を考える。3 治療の基本は生活習慣指導である。薬物療法では,ACE阻害薬,ARB,Ca拮抗薬が用いられるが,小児適応のない薬剤も多いので留意が必要である。
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