特集 徹底理解・心機能 何をいつ測り、どう活かす?
治す 不整脈治療で治す
鎌倉 令
1
1国立循環器病研究センター病院 心臓血管内科部門不整脈科
キーワード:
抗不整脈剤
,
心不全
,
電気的除細動
,
不整脈
,
カテーテルアブレーション
,
植込み型除細動器
,
心臓再同期療法
Keyword:
Anti-Arrhythmia Agents
,
Arrhythmias, Cardiac
,
Electric Countershock
,
Heart Failure
,
Catheter Ablation
,
Defibrillators, Implantable
,
Cardiac Resynchronization Therapy
pp.364-371
発行日 2018年4月9日
Published Date 2018/4/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2018144923
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Point>1 心不全に合併する心房性・心室性不整脈に対するカテーテルアブレーションの有用性が近年報告されており、アブレーションにより心機能が改善する症例もある。2 心不全症状のある左室駆出率(left ventricular ejection fraction:LVEF)≦35%の低心機能例では突然死のリスクが高いため、たとえ心室性不整脈の既往がなくとも、ICDの適応を検討する必要がある。3 CRTには心機能改善効果がある。QRS幅130msec以上の左脚ブロック、150msec以上の非左脚ブロックで、低心機能の心不全例ではCRTの適応を検討する。
Copyright© 2018 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.