心不全予防 その最前線を探る
併発した病態からの予防的介入を探る 致死的不整脈
池主 雅臣
1
,
阿原 静枝
,
岡田 慎輔
1新潟大学 医学部保健学科
キーワード:
Mineralocorticoid Receptor Antagonists
,
Adrenergic Beta-Antagonists
,
心室
,
心不全
,
電気的除細動
,
不整脈
,
植込み型除細動器
,
心臓再同期療法
Keyword:
Adrenergic beta-Antagonists
,
Mineralocorticoid Receptor Antagonists
,
Arrhythmias, Cardiac
,
Electric Countershock
,
Heart Failure
,
Heart Ventricles
,
Defibrillators, Implantable
,
Cardiac Resynchronization Therapy
pp.475-480
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007177258
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心不全症例では、心不全自体が心室性不整脈の発症を助長させる。持続する心室性不整脈や連続する除細動ショックは、心機能低下を助長させる。β遮断薬と抗アルドステロン薬は、心不全症例の心臓突然死に対しても有益である。植込み型除細動器(ICD)は、低心機能症例の死亡率改善に寄与する。心臓再同期療法(CRT)は心内伝導障害を有する心不全症例の心機能改善に寄与するが、心臓突然死の予防には除細動機能を兼ね備えたデバイス(CRTD)が望まれる。
©Nankodo Co., Ltd., 2007