特集 右心不全を考える
治す 肺動脈性肺高血圧症の薬物治療はどこまで広がったか
杉村 宏一郎
1
,
下川 宏明
1東北大学 大学院医学系研究科循環器内科学
キーワード:
Epoprostenol
,
血管拡張剤
,
多剤併用療法
,
肺高血圧症
,
臨床試験
,
アルゴリズム
,
重症度指標
,
Beraprost
,
Bosentan
,
Sildenafil
,
医薬品開発
,
Riociguat
,
家族性および特発性肺高血圧症
Keyword:
Sildenafil Citrate
,
Drug Development
,
Bosentan
,
Algorithms
,
Clinical Trials as Topic
,
Drug Therapy, Combination
,
Hypertension, Pulmonary
,
Epoprostenol
,
Severity of Illness Index
,
Vasodilator Agents
,
Familial Primary Pulmonary Hypertension
,
Beraprost
,
Riociguat
pp.55-62
発行日 2018年1月9日
Published Date 2018/1/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2018088788
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肺高血圧症(pulmonary hypertension:PH)は、右心不全から死に至る予後不良の疾患である。近年、多くの薬が開発され、長期予後も期待できる時代となった。しかし、多くの治療薬の出現は治療選択の複雑化につながり、それら治療薬の使用法に習熟する必要が出てきている。PHの治療には、PHの存在診断、分類、重症度の評価が重要となるが、今回は肺動脈性肺高血圧症(pulmonary arterial hypertension:PAH)に対する肺血管拡張薬を中心に、歴史を踏まえ各薬剤の特徴や併用療法について述べる。
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