特集 震災時における循環器医療を改めて考える
治す 災害時におけるNational Centerとしての役割
安田 聡
1
,
田原 良雄
1国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門
キーワード:
救急医療サービス
,
災害対策
,
死亡率
,
心筋梗塞
,
病院管理
,
研究機関
,
脳卒中
,
チェックリスト
,
緊急対応能力
,
東日本大震災
,
阪神淡路大震災
,
熊本地震
,
エコノミークラス症候群
,
実態調査
Keyword:
Academies and Institutes
,
Disaster Planning
,
Emergency Medical Services
,
Hospital Administration
,
Mortality
,
Myocardial Infarction
,
Stroke
,
Checklist
,
Surge Capacity
pp.1154-1163
発行日 2017年12月9日
Published Date 2017/12/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2018060337
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『災害時循環器疾患の予防・管理に関するガイドライン(日本循環器学会・日本心臓病学会・日本高血圧学会合同)』では、「効果的かつ即時的な災害対応(資源の適切な分配など)のために、堅牢なデータ収集とそれらの情報を公開するシステムを確立すべきである」として、災害時の健康被害調査の重要性が示されている。国立循環器病研究センターでは「大規模災害における循環器病診療の体制と手法の確立に関する多施設共同研究」(厚生労働科学研究費補助金:循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業)を多施設共同で行い、震災後の循環器病の発症の推移を明らかにするとともに、将来に起こりうる大規模災害に備えた基礎データを分析したので紹介する。
(刊行時の通巻頁数に誤りがありました。本文は修正後の通巻頁数が表示されています。)
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