特集 重症下肢虚血治療Strategy
識る 下肢を守ろう アメリカの足病外科医(podiatrist)からの提言
鈴木 一雄
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1Department of Surgery at the Cedars-Sinai Medical Center, ウンドケアセンター
キーワード:
医師の役割
,
下肢
,
虚血
,
肢切断術
,
チーム医療
,
血管形成術
,
糖尿病性足部疾患
,
外科医
,
保存的療法
Keyword:
Conservative Treatment
,
Amputation
,
Ischemia
,
Patient Care Team
,
Physician's Role
,
Diabetic Foot
,
Angioplasty
,
Lower Extremity
,
Surgeons
pp.1121-1125
発行日 2017年11月9日
Published Date 2017/11/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2018018047
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米国では、肥満率の同時とともに糖尿病ケースが爆発的に増加しており、同時に糖尿病(diabetes mellitus;DM)足問題の発症も深刻な問題である。アメリカ心臓協会(American Heart Association;AHA)のガイドラインでも、健康な下肢を使った運動は、健全な心肺能力の維持と生活の質(quality of life;QOL)の維持に必要である。DM足は、データ的にも肺癌と同様の死亡率とQOLの低下に直結し、下肢皮膚潰瘍の再発率も1年で40%と推測される。結果的に、DM足患者のケアは、患者生涯のモニタリングと教育・ケアが必須である。
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