特集 循環器疾患を有する患者の妊娠・出産
診る 循環器疾患合併妊娠 妊娠中は何を診るべきか? 循環器科的な観点から
川松 直人
1
,
椎名 由美
1聖路加国際病院 心血管センター循環器内科
キーワード:
Creatine Kinase
,
血液循環
,
心エコー図
,
心臓カテーテル法
,
心臓血管作用剤
,
心電図
,
妊娠合併症-心臓血管系
,
リスク評価
,
Brain Natriuretic Peptide
,
静脈血栓塞栓症
,
Fibrin Fragment D
Keyword:
Blood Circulation
,
Cardiovascular Agents
,
Creatine Kinase
,
Electrocardiography
,
Echocardiography
,
Cardiac Catheterization
,
Pregnancy Complications, Cardiovascular
,
Risk Assessment
,
Natriuretic Peptide, Brain
,
Venous Thromboembolism
,
Fibrin Fragment D
pp.332-338
発行日 2017年4月9日
Published Date 2017/4/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2017201283
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近年の産科管理や新生児管理の発達の恩恵は大きい。これにより先天性心疾患,不整脈,冠動脈疾患など循環器疾患を合併した多くの女性の妊娠・出産が可能となっている。しかしながら,循環器内科医を含めたチームでのリスク評価・管理は重要である。理想的には心疾患合併妊娠例は全例出産前に循環器内科医の診察を受けたうえで,経胸壁心エコー図など各種検査での評価が行われるべきである。今回,循環器疾患合併妊娠例におけるリスク評価法,また妊娠経過中にチェックすべきポイントについて概説する。
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