特集 救急放射線診断へのアプローチ
腹部/外傷 外傷パンスキャン 見落とし防止および速やかなIVR施行をサポートする再構成画像
水沼 仁孝
1
1那須赤十字病院 放射線科
キーワード:
インターベンショナルラジオグラフィー
,
術前評価
,
頭蓋骨骨折
,
頸動脈損傷
,
マルチスライスCT
,
コンピュータ支援手術
,
全身イメージング
,
最大値投影
,
容積表現法
Keyword:
Skull Fractures
,
Radiography, Interventional
,
Carotid Artery Injuries
,
Surgery, Computer-Assisted
,
Whole Body Imaging
,
Multidetector Computed Tomography
pp.218-221
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019006705
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<診断のポイント>改訂第4版では、横断像からまず、頭部、大動脈、肺底、骨盤、後腹膜、実質臓器、腸管に焦点を当てて評価するFocused Assessment with CT for trauma(FACT)を提唱している。しかし、動脈管索での大動脈損傷、胸骨骨折、横隔膜損傷などでは矢状断像が、変形のない頭蓋骨骨折、肋骨骨折、骨盤骨折ではvolume rendering像が、頸動脈損傷などの血管損傷ではMIP像が評価しやすい。チェックすべき損傷を評価するときに見落としが一番少ない再構成画像を意識することが肝要である。
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