特集 姿勢異常と疼痛
成人脊柱変形-人種・民族間の疼痛の相違
細金 直文
1
1杏林大学医学部附属病院 整形外科
キーワード:
人種
,
生活の質
,
脊柱変形
,
脊椎固定術
,
疼痛
,
日常生活活動
,
民族
,
有病率
,
アメリカ
,
日本
,
傾向スコア
Keyword:
Activities of Daily Living
,
Ethnic Groups
,
Japan
,
Pain
,
Quality of Life
,
United States
,
Spinal Curvatures
,
Spinal Fusion
,
Prevalence
,
Continental Population Groups
,
Propensity Score
pp.1255-1259
発行日 2019年12月19日
Published Date 2019/12/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2020084902
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高齢化に伴い,わが国では手術を要する成人脊柱変形(ASD)が増加している。体格や疾患構造が異なる諸外国とわが国でASDに相違があるかどうかを,日米間ASDの比較から検討した。その結果,わが国のASDではより矢状面の変形が高度な症例が多いことが明らかになった。また変形の程度や患者背景をマッチングした症例の比較では,わが国のASDは矢状面変形に対する疼痛閾値が高い反面,メンタルに関するスコアが低いことが明らかになった。
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