特集 レジデントはどの治療法を選択すればよいのか-日常よく遭遇する疾患-
成長期 野球肘
松浦 哲也
1
,
岩目 敏幸
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部脊椎関節機能再建外科学
キーワード:
関節鼠
,
骨軟骨炎-離断性
,
MRI
,
超音波診断
,
X線CT
,
病歴聴取
,
野球
,
三次元イメージング
,
関節角度測定
,
待機療法
,
上腕骨内側上顆炎
,
保存的療法
,
野球肘
Keyword:
Elbow Tendinopathy
,
Conservative Treatment
,
Baseball
,
Joint Loose Bodies
,
Medical History Taking
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Osteochondritis Dissecans
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Ultrasonography
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Arthrometry, Articular
,
Watchful Waiting
pp.189-199
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2020051792
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野球肘の診断では,詳細な問診とともに身体所見として,可動域制限,圧痛の有無や外反ストレステストによる疼痛誘発の有無をチェックする。画像診断の基本は単純X線検査であり,X線像の読影能力を磨くことが重要である。障害の多くは内側上顆障害で,有痛時の投球中止や制限でおおむね予後良好である。一方,離断性骨軟骨炎(OCD)は診断・治療に難渋することが多く,治療に関しては専門医にコンサルトすることが望ましい。
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