特集 レジデントはどの治療法を選択すればよいのか-日常よく遭遇する疾患-
成長期 Osgood病
松本 秀男
1
1日本スポーツ医学財団
キーワード:
X線診断
,
MRI
,
膝蓋骨
,
膝関節
,
鑑別診断
,
蓄積外傷性障害
,
寒冷療法
,
筋力増強訓練
,
骨端症
,
膝蓋大腿関節
,
ストレッチング
,
Jumper膝
,
Larsen-Johansson症候群
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Knee Joint
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Patella
,
Cumulative Trauma Disorders
,
Radiography
,
Cryotherapy
,
Muscle Stretching Exercises
,
Osteochondrosis
,
Patellofemoral Joint
pp.181-188
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2020051791
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成長期の膝関節に生じるオーバーユース症候群の1つで,大腿四頭筋による牽引力により脛骨粗面の骨端が障害される。膝蓋腱の脛骨付着部に痙痛を訴え,ジャンプ,着地など大腿四頭筋に大きな収縮力が加わる際に疼痛が増強する。脛骨粗面部の突出や膨隆を認め,単純X線像やMRl所見で骨化核の不整化を認める。治療の原則は負荷の軽減であるが,成長期の障害であるため,成長後に変形や痙痛が残らないように配慮することが大切である。
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