特集 関節鏡手術の最新の話題
肘関節鏡 投球障害に対する肘関節鏡手術
大西 和友
1
,
菅谷 啓之
1船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
キーワード:
関節可動域
,
関節鏡法
,
骨軟骨炎-離断性
,
洗浄療法
,
X線CT
,
肘関節
,
理学療法
,
治療成績
,
野球
,
三次元イメージング
,
運動選手
,
骨棘
,
関節授動術
,
野球肘
Keyword:
Arthroscopy
,
Baseball
,
Elbow Joint
,
Therapeutic Irrigation
,
Osteochondritis Dissecans
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Range of Motion, Articular
,
Treatment Outcome
,
Physical Therapy Modalities
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Osteophyte
,
Athletes
pp.65-75
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017206976
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
POINT
① 競技歴の長い野球選手のほとんどは,症状の有無にかかわらず肘関節内に遊離体や余剰骨棘 を有している。 ② 野球選手の肘OAは,肘頭や肘頭窩のみならず前方の鉤状突起や鉤状窩にも高率に骨棘形成 を有しているため,画像評価の際には注意を要する。 ③ 手術適応は,明らかに不安定な骨片や遊離体による症状がある場合や,身体機能が改善した にもかかわらず,余剰骨棘に伴う症状が改善しない場合であり,短絡的に手術に踏みきるこ とは慎むべきである。 ④術後も継続したコンディショニングを行うことが,完全復帰および再発予防に不可欠である。
Copyright© 2017 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.