特集 透析関連の整形外科疾患-病態と治療-
透析患者における整形外科的疾患と周術期管理
神山 理明
1
,
花房 規男
1東京女子医科大学附属腎臓病総合医療センター 血液浄化療法科
キーワード:
Beta 2-Microglobulin
,
Potassium
,
冠動脈疾患
,
筋骨格系疾患
,
血液透析
,
Hemoglobins
,
骨折
,
肢切断術
,
輸液療法
,
周術期管理
,
吸着剤
,
慢性腎臓病
,
末梢動脈疾患
,
透析アミロイドーシス
Keyword:
Amputation
,
beta 2-Microglobulin
,
Coronary Disease
,
Hemoglobins
,
Renal Dialysis
,
Musculoskeletal Diseases
,
Perioperative Care
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Fractures, Bone
,
Peripheral Arterial Disease
,
Potassium
pp.446-449
発行日 2019年5月19日
Published Date 2019/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019218299
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透析患者の疫学的背景の変化からハイリスクな透析患者が増加し、これにより整形外科疾患が増加している。透析患者では骨折、透析アミロイドーシスが高頻度であり、また重症下肢虚血に対して切断も行われる。透析患者では体液恒常性を維持する腎機能が障害され、電解質、溶質の濃度、貧血、アルブミン濃度、体液量を指標とし、周術期管理に注意を払うべきである。主治医を中心に、麻酔科医、透析医、循環器医などさまざまな科・職種の連携を要する。
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