特集 レジデントにとって必要な運動器疾患の診断法-Tips and Essence-
治療方針決定に必要な診断法 青壮年・中高年期の代表的疾患 膝関節 変性疾患
大森 豪
1
1新潟医療福祉大学 健康科学部健康スポーツ学科
キーワード:
バイオマーカー
,
生体力学的現象
,
X線診断
,
MRI
,
三次元イメージング
,
変形性膝関節症
,
アラインメント
Keyword:
Biomechanical Phenomena
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Radiography
,
Biomarkers
,
Osteoarthritis, Knee
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.232-241
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019184087
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膝関節の代表的な変性疾患は変形性膝関節症(osteoarthritis of the knee;膝OA)であり、40歳以降で発症し、経年的に増加・進行する。膝OAの90%は一次性であり二次性の頻度は少ないが、原因疾患は多岐にわたっている。膝OAの診断は現行では単純X線検査によってなされるが、近年、MRIやバイオマーカー、歩行運動解析など新しい診断法が応用されるようになっている。また、早期膝OAという概念とその病態の研究も行われており、今後新しい診断基準の作成も期待される。
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