特集 膝靱帯損傷-up to date-
治療のcontroversy ACL再建術の最適化に関するcontroversy
吉矢 晋一
1
,
中山 寛
,
神頭 諒
1兵庫医科大学 整形外科
キーワード:
腱移植
,
X線CT
,
骨付き膝蓋腱移植片
,
前十字靱帯再建術
,
膝前十字靱帯損傷
,
膝窩腱
,
骨穿孔法
Keyword:
Anterior Cruciate Ligament Injuries
,
Hamstring Tendons
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Anterior Cruciate Ligament Reconstruction
,
Bone-Patellar Tendon-Bone Grafts
pp.271-276
発行日 2017年3月19日
Published Date 2017/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017145566
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はじめに
前十字靱帯(anterior cruciate ligament;ACL) 再建術の最終的な目標は,正常ACLの解剖と機能 を再現することである。その目標を達成するため に,過去にさまざまな基礎,および臨床研究がな されてきた。その結果,20 〜30年前と比べると, 術式の改良が進み,手術成績も改善をした。しか し一方で,いまだ完全に正常な解剖・機能が再現 されているわけではなく,問題点や課題も残って いる。 本稿では,ACL再建術の最適化に向けて,現時 点での達成点と問題点について述べる。
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