特集 もう迷わない! 循環器薬物処方〜若手医師へ贈る熟練医の処方の考え方
Ⅰ 循環器薬の特徴について識る
10. 心不全治療薬(ARNI•SGLT2阻害薬•HCNチャネル阻害薬•可溶性グアニルシクラーゼ刺激薬)
桑原 宏一郎
1
1信州大学医学部循環器内科学
キーワード:
慢性心不全
,
ARNI
,
SGLT2阻害薬
,
HCNチャネル阻害薬
,
sGC刺激薬
Keyword:
慢性心不全
,
ARNI
,
SGLT2阻害薬
,
HCNチャネル阻害薬
,
sGC刺激薬
pp.53-58
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000001390
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近年,新規作用機序を有する心不全治療薬として,アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(angiotensin receptor neprilysin inhibitor:ARNI), ナトリウム・グルコース共輸送体-2(sodium-glucose co-transporter-2:SGLT2)阻害薬,過分極活性化環状ヌクレオチド依存性(hyperpolarization activated- and cyclic nucleotide-gated:HCN)チャネル阻害薬,可溶性グアニルシクラーゼ (sGC) 刺激薬などが相次いで開発され,慢性心不全患者に対する予後改善効果が示され,各国のガイドラインでもその使用が推奨されるようになってきた。本稿ではこれら新規4クラスの心不全治療薬について概説する。
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