特集 心エコー計測/抽出のコツ,身につけたい考え方/進め方
Ⅰ 計測/描出のコツ
2 経食道心エコー図(ドプラ法を含む) a. 経食道心エコー図の基本撮像法
岩永 史郎
1
1埼玉医科大学国際医療センター心臓内科
キーワード:
心臓弁膜症(valvular heart disease)
,
胸部下行大動脈(thoracic descending aorta)
,
断層像(cross-sectional image)
,
ドプラ心エコー法(Doppler echocardiography)
,
超音波ビーム(ultrasound beam)
Keyword:
心臓弁膜症(valvular heart disease)
,
胸部下行大動脈(thoracic descending aorta)
,
断層像(cross-sectional image)
,
ドプラ心エコー法(Doppler echocardiography)
,
超音波ビーム(ultrasound beam)
pp.40-47
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000725
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経食道心エコー図検査では,プローブを動かせる範囲が胃食道内に制限されるため,エコーウィンドウが限定される。プローブ先端は上下(プローブを引き抜くか,深く挿入するか),前屈(アップ)・後屈(ダウン),左傾斜・右傾斜の3方向に動かすことができる。このような調整を行って,明瞭な断層像やドプラ波形を描出する。ほとんどの心血管疾患が検査の適応となるが,左房や胸部下行大動脈,心内人工物の後方,弁膜や卵円孔などの微細な病変の観察に特に有用である。
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