特集 心不全の心臓リハビリテーション −進行を抑えQOL・症状を改善する治療法−
識る7
【Expertise 】病期ごとの心不全チーム医療
佐藤 幸人
1
1兵庫県立尼崎総合医療センター循環器内科
キーワード:
チーム医療
,
栄養
,
心不全手帳
,
緩和ケア
,
地域連携
Keyword:
チーム医療
,
栄養
,
心不全手帳
,
緩和ケア
,
地域連携
pp.529-532
発行日 2020年6月9日
Published Date 2020/6/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000227
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心不全患者の平均年齢は80歳を超え,独居,低収入など社会背景に問題がある患者も増えている。また,フレイル状態の患者も増加している。このような心不全患者では単に医師が医学的介入を行うだけでは入院回避や生活の質(quality of life:QOL),日常生活動作(activities of daily living :ADL)の維持が困難なことが多く,看護師,薬剤師,リハビリ指導士,栄養士,医療ソーシャルワーカーなどの多職種が多面的に介入する必要がある。その結果,生活態度が改善,セルフモニタリングが可能となり薬剤コンプライアンスが上昇し,運動能力が維持され,その相乗効果が予後改善やQOL,ADL 改善などに結び付くと考えられている。
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