特集 失神患者が来たら!原因を探り,サインを見逃さず,診断・治療を確定する
治す10
心不全における失神は治療標的なのかどうか?
石原 嗣郎
1
1日本医科大学武蔵小杉病院循環器内科
キーワード:
心不全
,
失神,左室収縮能
,
植込み型除細動器
,
カテーテルアブレーション
Keyword:
心不全
,
失神,左室収縮能
,
植込み型除細動器
,
カテーテルアブレーション
pp.166-170
発行日 2020年2月9日
Published Date 2020/2/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000141
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心不全患者における失神は予後不良のサインであることは数多く報告されている。ただ,心不全自体の治療が失神の治療になるのか,または不整脈の治療自体を行うことが心不全の治療につながるのか,そして予後改善につながるのかは重要な問題である。おそらく,失神の原因がどこにあるのかを判断することが最も重要な点であると思われる。本稿では心原性失神を,不整脈側からみた心不全と,心不全側からみた不整脈という観点で述べる。
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