特集 一般内科医が知っておきたい最新の心筋症診療
心筋症の診断と治療 現状と今後の展望 不整脈治療、突然死予防
樋口 諭
1
,
萩原 誠久
1東京女子医科大学 循環器内科
キーワード:
Amiodarone
,
Adrenergic Beta-Antagonists
,
抗凝固剤
,
心筋症-拡張型
,
心筋症-肥大性
,
心房細動
,
塞栓症
,
電気的除細動
,
カテーテルアブレーション
,
植込み型除細動器
,
突然死-心臓
Keyword:
Cardiomyopathy, Dilated
,
Atrial Fibrillation
,
Cardiomyopathy, Hypertrophic
,
Anticoagulants
,
Adrenergic beta-Antagonists
,
Amiodarone
,
Catheter Ablation
,
Death, Sudden, Cardiac
,
Defibrillators, Implantable
,
Electric Countershock
,
Embolism
pp.497-502
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021196018
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Headline>1 心房細動は心不全増悪と密接にかかわっており、マネージメントとして、(1)心原性塞栓症予防(抗凝固療法)、(2)急性期治療(血行動態の安定化)、(3)慢性期治療(レートコントロール、またはリズムコントロール)の3つを考える必要がある。2 心筋症患者における死因の30~40%は心臓突然死であり、突然死のリスク層別化と予防治療(一次予防・二次予防)は非常に重要となる。3 心臓突然死の予防治療としては植込み型除細動器(ICD)が最も大きな役割を果たしているが、これに抗不整脈薬や心不全治療、カテーテルアブレーションを補助的に組み合わせて考える。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.