特集 腹部画像診断における画像と病理の対比−画像診断医が知っておきたい病理の知識−
腸間膜・後腹膜
小山 貴
1
,
能登原 賢司
1
,
伊藤 久尊
1
,
浅田 昌紀
1
1倉敷中央病院
pp.198-222
発行日 2025年4月30日
Published Date 2025/4/30
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000002048
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後腹膜の傍大動脈領域には癌やリンパ腫といった腫瘍の浸潤や後腹膜線維症など,治療法が異なるさまざまな病変が生じうる。多くの場合には悪性腫瘍の既往や,ほかの病変からの生検などで最終的な診断を確立することになるが,問題は後腹膜以外には病変が認められない症例においては組織生検の難度が非常に高く,生検を得手とするIVR医がいる施設でなければその機会が少ないことである。泌尿器科医または外科医の協力を仰ぐしかないが,手術侵襲が大きいために生検目的の手術がためらわれることも少なからずあるかと思われる。当院においてはこれまで10年ほどの間に後腹膜病変に対して20例以上の生検を行う機会があったので,本稿においては後腹膜病変の画像病理の対比を紹介させていただきたい。

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