特集1 まれに出会うと悩ましい 肝病変の画像診断
まれな良性肝腫瘍のCT，MRI診断（成人）
山田 哲
1
,
吉澤 恵理子
2
1信州大学医学部 医療データサイエンス講座
2信州大学医学部 画像医学教室
キーワード：
肝血管筋脂肪腫（angiomyolipoma；AML）
,
肝細胞腺腫（hepatocellular adenoma；HCA）
,
早期静脈還流（early venous return）
Keyword:
肝血管筋脂肪腫（angiomyolipoma；AML）
,
肝細胞腺腫（hepatocellular adenoma；HCA）
,
早期静脈還流（early venous return）
pp.541-549
発行日 2024年5月26日
Published Date 2024/5/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001692
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血管筋脂肪腫（AML）と肝細胞腺腫（HCA）はときとして悪性腫瘍との鑑別が悩ましい，まれな良性肝腫瘍である。これらの病変の鑑別には早期静脈還流などの病変周囲の特徴的な血流変化が診断の鍵となることが多い。本稿では早期静脈還流に焦点をあて，画像診断のポイントについて病理組織学的に診断が確定された自験例に基づき概説する。
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