特集 臨床MRIを基礎から知る−さまざまな角度からMRIの魅力に迫る−
[頭部領域]
脳血管障害:脳梗塞の画像診断に+α
西本 雅和
1
,
赤澤 健太郎
1
,
山田 惠
1
1京都府立医科大学大学院 放射線診断治療学講座
キーワード:
超急性期脳梗塞(hyperacute cerebral infarction)
,
拡散強調像–FLAIR像ミスマッチ[diffusion weighted imaging(DWI)–fluid–attenuated inversion recovery(FLAIR)mismatch]
,
long insular artery
,
陳旧性脳梗塞(old cerebral infarction)
Keyword:
超急性期脳梗塞(hyperacute cerebral infarction)
,
拡散強調像–FLAIR像ミスマッチ[diffusion weighted imaging(DWI)–fluid–attenuated inversion recovery(FLAIR)mismatch]
,
long insular artery
,
陳旧性脳梗塞(old cerebral infarction)
pp.27-32
発行日 2023年4月30日
Published Date 2023/4/30
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001252
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▶ 脳梗塞の画像評価にMRIが重要な役割を果たしているのは周知のとおりである。
▶ 超急性期脳梗塞の画像診断に求められるのは,頭蓋内出血の除外,虚血による不可逆的損傷部位や可逆的な虚血領域(ペナンブラ),脳動脈の閉塞部位の評価を行うことである。
▶ これらの評価を迅速に行うことで,ペナンブラの有無とその範囲の評価につながり,迅速な機械的血栓回収療法などの適応判断と実施,そして神経学的予後の改善へと導くことができる。
▶ 超急性期脳梗塞の画像評価に用いられる画像について特に重要なものについて以下に概説する。
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