特集2 COVID–19ワクチン関連画像所見
COVID–19ワクチン後のPET所見
真鍋 治
1
,
高橋 慶子
1
,
真鍋 徳子
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター 放射線科
キーワード:
COVID–19ワクチン(COVID–19 vaccination)
,
18F–FDG–PET/CT(18F–fluorodeoxyglucose positron emission tomography/computed tomography)
,
反応性リンパ節(reactive lymph node)
Keyword:
COVID–19ワクチン(COVID–19 vaccination)
,
18F–FDG–PET/CT(18F–fluorodeoxyglucose positron emission tomography/computed tomography)
,
反応性リンパ節(reactive lymph node)
pp.336-339
発行日 2023年3月26日
Published Date 2023/3/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001212
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FDG–PET/CTは悪性腫瘍の病期診断になくてはならない検査となっているが,各種炎症性疾患に伴う反応性リンパ節への集積亢進が認められることがあり,リンパ節転移との鑑別に迷うことも少なくない。近年ではCOVID–19ワクチン接種後,高頻度に腋窩リンパ節への集積がみられるため,悪性病変との鑑別が困難になる症例をしばしば経験する。このため,ウィズコロナ時代のFDG–PET/CT検査では,COVID–19ワクチンの接種時期,部位などを考慮して読影する必要がある。
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