特集1 地力が伸ばせる 骨軟部画像診断
足・足関節
大出 創
1
,
橘川 薫
2
1聖マリアンナ医科大学 放射線科
2千葉大学医学部附属病院画像診断センター
キーワード:
足関節果部骨折(malleolar fracture)
,
過剰骨・種子骨障害(disorder of accessory bone and sesamoid bone)
,
Freiberg病(Freiberg disease)
,
糖尿病足(diabetic foot)
Keyword:
足関節果部骨折(malleolar fracture)
,
過剰骨・種子骨障害(disorder of accessory bone and sesamoid bone)
,
Freiberg病(Freiberg disease)
,
糖尿病足(diabetic foot)
pp.196-208
発行日 2022年2月26日
Published Date 2022/2/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000858
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足関節疾患として果部骨折,過剰骨(副骨)・種子骨障害,Freiberg病,糖尿病足を取り上げ解説する。果部骨折では,荷重関節である足関節のどの部分に骨折や軟部組織損傷があるかを,正確に診断する必要がある。Freiberg病は第2,第3中足骨頭に好発する骨端症で,関節面の変形をきたす。早期発見にMRIが有用である。過剰骨・副骨は存在自体は異常ではないが,痛みなどの症状をきたす場合がある。単純X線写真で骨硬化や,MRIにて骨内の信号異常を認めることがある。糖尿病足ではCharcot関節,軟部組織の壊死や潰瘍形成を認める。骨髄炎の合併の有無を判断するために画像診断が行われることが多い。
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