特集2 MRI室のヒヤリ・ハットをつぶせ!
RF熱傷事故の現状と電磁界解析による知見
唐 明輝
1
,
山本 徹
1
1北海道大学大学院保健科学研究院・医用生体理工学分野
キーワード:
RF発熱(radio frequency heating)
,
比吸収率(specific absorption rate;SAR)
,
電磁界シミュレーション(electromagnetic simulation)
Keyword:
RF発熱(radio frequency heating)
,
比吸収率(specific absorption rate;SAR)
,
電磁界シミュレーション(electromagnetic simulation)
pp.385-389
発行日 2021年3月26日
Published Date 2021/3/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000590
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RF熱傷事故はMRI検査中の人身事故の大半を占め,MR装置の高磁場(高周波)化に伴い増加傾向にある。ボア壁や皮膚間などの接触部位に多発するRF熱傷事故は,電磁界シミュレーションが可能であり,スキャナ内での患者位置などのポジショニングがRF発熱に大きく影響することが判明した。特に,RF磁界に加えRF電界への注意が必要である。
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