特集 透析患者の画像診断
血液浄化療法の臨床動向と合併症
鎌田 有子
1
,
麦島 康司
1
,
柏木 哲也
2
1清瀬博済堂クリニック 腎・透析センター
2日本医科大学付属病院 腎臓内科
キーワード:
血液浄化療法(blood purification)
,
慢性透析の合併症(complications of chronic dialysis)
,
透析見合わせ(dialysis suspended)
Keyword:
血液浄化療法(blood purification)
,
慢性透析の合併症(complications of chronic dialysis)
,
透析見合わせ(dialysis suspended)
pp.1072-1084
発行日 2020年10月26日
Published Date 2020/10/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000401
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血液浄化療法(blood purification;BP)には,末期腎不全(end–stage kidneydisease;ESKD)患者に対して,血液中に貯留した老廃物や過剰水分を除去し体液を調整することで病態の改善を図る腎代替療法(renal replacement therapy;RRT)と,ESKD以外の患者に病因物質を除去する目的で行うアフェレシス療法とがある。RRTとして,血液透析,血液濾過,血液透析濾過および腹膜透析があり,アフェレシス療法には単純血漿交換などがある。本稿では,日本におけるBPの現況と長期慢性透析患者の合併症・診療上の注意点を概説する。
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