特集 放射線科医が知っておくべき 脳血管障害診療 update
適応拡大へ向けた脳虚血超急性期におけるrt–PA療法と画像診断
青木 淳哉
1
1日本医科大学 脳神経内科
pp.37-52
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000264
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recombinant tissue–type plasminogen activator(rt–PA)を用いた経静脈的な血栓溶解療法は,急性期脳梗塞例に対する有効な治療法の1つである。2019年3月には適正治療指針が第3版に改訂され,wake–up strokeやunwitnessed strokeに対するtissue basedなrt–PA療法が新たに適応として組み込まれた。本稿では,rt–PA療法のこれまでの経緯と現行の適正治療指針の内容を中心に,転帰に関連する画像所見を含めて,概説する。
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