症例報告
副中大脳動脈が中大脳動脈M1の2カ所で結合した1症例
土屋 寿司郎
1
,
伊藤 治英
2
,
後藤 洋徳
3
,
久我 修二
3
1曽根病院 脳外科
2嶋田病院 脳外科
3西田病院 小児科
pp.212-217
発行日 2020年2月26日
Published Date 2020/2/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000144
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頭痛・めまいなどで来院した小児のMRAで,右副中大脳動脈が,起始部で2つの動脈が癒合した形(元禄割箸状)をし,右中大脳動脈M1の近位部と遠位部の2カ所で結合した所見を認めた。この副中大脳動脈起始部の形状,副中大脳動脈と中大脳動脈との結合は,胎生期smallarterial twigの残存であることを示唆するものであり,文献的考察を加えて報告する。
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