特集 MRIで読み解く 心臓と脈管:流れと機能
4D–flowの時短戦略
髙橋 護
1
1聖隷三方原病院 放射線科
pp.60-67
発行日 2020年1月26日
Published Date 2020/1/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000108
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4D–flowは,通常の撮像と比較すると100倍近い撮像時間が必要となる。40分ほどの撮像をしていた時期もあったが,現在は,装置の進歩や各種高速撮像法を併用することで,臨床的に許容可能な時間に収まるようになってきている。時間短縮と得られる画像の質や精度は相反する関係にあり,検査目的なども考慮し,バランスよく設定する必要がある。最近ではcompressed sensingなどの登場により,精度を保ったまま撮像時間をさらに短縮することもできるようになってきている。
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