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私にとってのスポーツ医学
-――サッカースポーツドクターとしての遍歴
福林 徹
1
1早稲田大学名誉教授
pp.188-188
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei76_188
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- 文献概要
私がスポーツ選手のケアをスタートしたのは,研修生として関東労災病院に勤務していたときにはじまります.当時,関東労災病院の近くに人気プロサッカーチームの読売サッカークラブ(現・東京ヴェルディ)の練習グラウンドがあり,当時の監督が小生の高校時代の同期生でしたので,その監督に要請されて三浦知良(カズ),ラモス瑠偉(ラモス)らの選手の面倒をみるようになり,時々チームドクターとして読売サッカークラブに帯同するようになったのがはじまりです.当時の読売サッカークラブは強く,カズ,ラモスらの南米帰りの有名選手のもとJリーグチャンピオンになりましたので,選手の多くが日本代表となり,小生も日本代表ドクターとして1998年のFIFA World Cupフランス大会に帯同することになりました(図1).
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