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経験と考察
整形外科医の勤務時間変更による大腿骨近位部骨折治療への効果
Effects of changing working hours of orthopedic surgeons on proximal femur fracture treatment
小久保 吉恭
1
,
村澤 茂
1
Y. Kokubo
1
,
S. Murasawa
1
1武蔵野赤十字病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Musashino Red Cross Hospital, Musashino
キーワード:
femoral neck fracture
,
working hours
Keyword:
femoral neck fracture
,
working hours
pp.108-110
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei76_108
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は じ め に
大腿骨近位部骨折に対しては可及的早期に手術を行うことが推奨されている1).しかしながら,当科では脊椎手術,人工関節手術などで予定の手術枠がすでに埋まっている.外傷手術に代表される準緊急手術は,他部署と調整したうえで勤務時間外に行っているのが現状である(図1).医療は社会インフラという側面をもつが2),働き方改革を実践していくためには労働時間の管理も必要である.当科では,2021年から17時以降に勤務時間内として手術を施行できる整形外科医を確保するために変則勤務を導入した3).本研究の目的は,変則勤務導入による大腿骨近位部骨折治療への効果を検証することである.
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