Japanese
English
経験と考察
救急外来における骨折見逃し例の検討
Missed fractures in the emergency department
二木 良太
1
,
濱田 恭
1
,
桑原 浩彰
2
,
酒井 忠博
1
R. Futatsugi
1
,
A. Hamada
1
,
H. Kuwahara
2
,
T. Sakai
1
1トヨタ記念病院整形外科
2トヨタ記念病院リハビリテーション科
1Dept. of Orthop. Surg., Toyota Memorial Hospital, Toyota
キーワード:
missed fracture
,
emergency department
Keyword:
missed fracture
,
emergency department
pp.1277-1279
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei74_1277
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
は じ め に
当院は愛知県豊田市(西三河北部地区)に位置する527床の総合病院である.救命救急センターは第三次救急施設であり,年間7,000台以上の救急車を受け入れている.平日日勤は救急科医師および救急科ローテーション中の研修医が救急診療を行い,夜間休日は1年目研修医2名,2年目研修医2名,専攻医1名,内科系医師1名,外科系医師1名の体制で救急診療を行っている.
救急外来初療時に骨折を見逃すと,保存的治療が可能であった症例で手術が必要となったり,より侵襲の大きい処置が必要となったりする可能性がある.また近年では医事紛争の原因ともなりうる.本研究では,当院救急外来で骨折を見逃した症例を検討した.
© Nankodo Co., Ltd., 2023