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カラーフォーラム
桂枝加朮附湯が著効した手指変形性関節症の2例
Finger arthritis with useful effect by keishikajutsubuto:report of two cases
高桑 昌幸
1
,
富田 智貴
1
M. Takakuwa
1
,
T. Tomita
1
1高桑整形外科永山クリニック
1Dept. of Orthop. Surg., Takakuwa Orthopedics Nagayama Clinic, Asahikawa
キーワード:
finger
,
OA
,
keishikajutsubuto
Keyword:
finger
,
OA
,
keishikajutsubuto
pp.1166-1167
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_1166
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Heberden結節やBouchard結節と呼称される手指変形性関節症は,整形外科診療で頻繁に遭遇する疾患である.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は無効なことが多く,テーピング固定も奏効しないことが多い.Heberden結節では関節固定術や粘液嚢腫への手術的治療の報告もあるが1,2),複数指に及ぶ疾患のため患者が希望しないことも多い.
われわれは保険収載の漢方エキス製剤である桂枝加朮附湯が著効した手指変形性関節症の2例を経験し,文献的考察とともに報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2022