学会を聞く
第54回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会
中谷 文彦
1
F. Nakatani
1
1国立がん研究センター東病院骨軟部腫瘍科
1Div. of Musculoskeletal Oncology, National Cancer Center Hospital East, Kashiwa
pp.1419-1421
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_1419
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1.は じ め に
2020年初頭から始まった新型コロナウイルス感染症のパンデミックの長期化により,われわれの生活様式が大きく変化し,新型コロナウイルスとの共存・共生,いわゆるウィズコロナ(coexisting with COVID-19)が声高に叫ばれる2021年夏,第54回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会が広島国際会議場で開催された(図1).本学会は2021年7月15日(木)~7月16日(金)に現地開催,その後2021年8月4日(水)~8月31日(火)にオンデマンド配信されるハイブリッド形式で計画され,感染力が強いとされる第5波が広がり始める前に,無事現地開催されたことは,学会を準備運営された学会長の下瀬省二先生(呉医療センター・中国がんセンター院長)[図2],運営事務局,広島大学整形外科学教室ならびに同門会のご尽力の賜物であると,この場をお借りして心から感謝したい.参加したわれわれにとっても,久しぶりに直接「仲間」に会えた喜びが,会場のあちこちから溢れきこえた学会となった.
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