書評
『腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン2021(改訂第3版)』
藤田 順之
1
1藤田医科大学整形外科教授
pp.1310-1310
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_1310
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- 文献概要
腰椎椎間板ヘルニアは,日常診療のなかでも頻度の高い,いわゆるcommon diseaseである.多くの整形外科医師にとって,その診断学や治療法は確立されていると思われるが,それらが単なる経験則でなく,科学的根拠に基づくものかどうかを確認する作業は必要である.また,近年の医学の著しい進歩に伴い,疾患に対する診断や治療は常に変化しており,腰椎椎間板ヘルニアにおいてもその例外ではなく,専門知識については常にup to dateしなければならない.そのなかで,本書が10年ぶりに改訂された.初版は2005年に刊行されており,今回で第3版となる.本改訂作業にあたり膨大な労力と時間を費やされた,波呂浩孝委員長をはじめとする策定委員会の先生方および関係者の方々に,心より敬意を表したい.
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