連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
池村 聡
1
1九州大学整形外科講師
pp.1189-1190
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_1189
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
Question
症 例.53歳,男.
主 訴:左股関節痛.
既往歴:IgA腎症(52歳で発症,ステロイド治療歴あり).
現病歴:2ヵ月前から,特に誘因なく左股関節痛を自覚するようになった.安静,鎮痛剤内服を行うも症状増悪傾向のため当院初診となった.
身体所見:疼痛により跛行を呈しており,左スカルパ三角に圧痛を認めた.左股関節可動域は伸展−5°,屈曲100°,外転30°,内転20°,外旋30°,内旋15°と,疼痛による可動域制限を認めた.
X線所見:図1に左股関節単純X線像を示す.
© Nankodo Co., Ltd., 2021