Japanese
English
経験と考察
成人脊柱変形患者の術後頚椎パラメータ変化
Change of cervical sagittal alignment following correction surgery for adult spinal deformity
檜山 明彦
1
,
酒井 大輔
1
,
渡辺 雅彦
1
A. Hiyama
1
,
D. Sakai
1
,
M. Watanabe
1
1東海大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Tokai University School of Medicine, Isehara
キーワード:
adult spinal deformity
,
cervical alignment
,
cervical lordosis
Keyword:
adult spinal deformity
,
cervical alignment
,
cervical lordosis
pp.7-10
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_7
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は じ め に
頚椎は頭部を支えるだけでなく,全脊椎に対して最大の可動域を有す.頚椎前弯角や胸椎後弯角,腰椎前弯角および骨盤形態角は相互に関連しており,頚椎矢状面アライメントの変化がほかのパラメータの相互変化を引き起こし重心維持に関与していると考えられている1,2).
一般に成人脊柱変形(adult spinal deformity:ASD)では,矢状面バランスの不均衡に伴う生活の質(QOL)の低下が報告されている3).しかしながら,ASDにおける頚椎パラメータの術後変化に関する研究は比較的少ない.そこで本研究の目的は,ASDの診断で矯正固定を行った患者の術前後の頚椎パラメータを術後矢状面バランスから解析することである.
© Nankodo Co., Ltd., 2020