学会を聞く
第45回日本整形外科スポーツ医学会
山本 祐司
1
Y. Yamamoto
1
1弘前大学大学院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Hirosaki University Graduate School of Medicine, Hirosaki
pp.391-393
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_391
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.は じ め に
2019年8月30日(金)~31日(土)にコングレコンベンションセンター(大阪市)において,中村博亮会長(大阪市立大学)[図1]のもと本学会が開催された.大阪市立大学では1975年に第1回,1977年に第3回をともに市川宣恭氏が学会長を務められており,実に42年ぶりの開催であった.
中村会長は,本学会のテーマを「原点からの飛躍と多様性への対応」とされた.「原点からの飛躍」には,大阪市立大学が第1回を開催した原点に立ち戻るということと,そこからの飛躍という意味をこめたそうである.また同時にスポーツ選手が,スポーツ整形外科医とかかわることで,その時点からさらに飛躍できるという期待も込めたそうである.さらに,スポーツ整形外科学のむずかしさはその多様性(対象となるスポーツ種目,ポジション,レベル,年齢など)にあり,その多様性に対応することが予防や治療を成功に導くための大きなポイントとのことからこのテーマに定められたそうである.
© Nankodo Co., Ltd., 2020