学会を聞く
第53回日本側彎症学会
菅原 亮
1
R. Sugawara
1
1自治医科大学整形外科
1Dept. of Orthopaedics, Jichi Medical University, Shimotsuke
pp.394-396
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_394
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1.は じ め に
2019年11月8日(金)~9日(土)にかけて,榛名荘病院・群馬脊椎脊髄センターの清水敬親会長(図1)のもと,ビエント高崎(高崎市)で第53回日本側彎症学会が開催された.本学会の前身は1968年に徳島大学の山田憲吾会長により開催された側彎症研究会であり,その後1985年には「日本側彎症研究会」,1994年には「日本側彎症学会」と名称が変更され,現在まで日本における脊柱変形治療を牽引してきた.近年は脊柱変形を扱う学会が増えてきているが,本学会は以前より小児の脊柱変形疾患を扱っており,本学会ほど小児脊柱変形を重点的に議論する学会はほかにはない.会員の先生方のリクエストもあって,後述する乳幼児脊柱変形のセッションが2年ぶりに復活したことは本学会においてもとても喜ばしいことである.
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