連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
喜安 克仁
1
,
川崎 元敬
1
1高知大学整形外科
pp.757-758
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_757
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Question
症 例.84歳,女.
主 訴:腰背部痛,両下肢筋力低下.
既往歴:うつ病,左人工股関節全置換術.
現病歴:自宅で転倒し,疼痛で動けなくなったため,近医に入院となった.Th11骨粗鬆症椎体骨折で入院となった.歩行訓練を行っていたが,受傷1ヵ月後に,両下肢麻痺が発生し紹介され当科を受診となった.
身体所見:強い腰背部痛と両下肢麻痺で体動困難であった.両下肢のわずかな筋収縮と感覚低下を認めた(Frankel分類grade C).Babinski反射は陽性であった.
X線所見:図1に他院初診時胸腰椎X線像を示す.
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