特集 これって内分泌疾患じゃないの?―ホルモン異常を疑うポイントはこれだ!
[Chapter 2] 副甲状腺ホルモンの異常を疑う
原発性副甲状腺機能亢進症
日比 八束
1
1藤田医科大医学部 内分泌外科
キーワード:
原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)
,
正カルシウム血症性
,
無症候性
Keyword:
原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)
,
正カルシウム血症性
,
無症候性
pp.992-997
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_992
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★★★原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)は副甲状腺からの副甲状腺ホルモン(PTH)過剰分泌により高カルシウム(Ca)血症を生じ,尿路結石や骨吸収亢進による骨粗鬆症・脆弱性骨折を引き起こす.
★★わが国では年間約2,400例が手術治療を受け,遺伝性は約10%で多発性内分泌腫瘍症1型(MEN1)症例が最多である.
★★診断は高Ca血症とPTH不適切高値の確認が基本で,家族性/後天性低Ca尿性高Ca血症(FHH/AHH)との鑑別にはCa排泄分画(FECa)が有用である.
★★病理学的には腺腫が大部分を占めるが,過形成やまれに副甲状腺がんも存在する.
★★★治療は外科的摘出が中心で,腺腫では腫大腺摘出,過形成では全摘+自家移植などを行い,無症候性PHPTでは各種ガイドラインに基づき手術適応を判断する.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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